不妊治療中にうつ病・子宮内膜症持ちの妊活日記

2021年4月から高度不妊治療開始→採卵2個受精なし(40個近く卵胞取れるもほぼ空砲)→採卵4個(40個卵胞採取ほぼ空砲)→初期胚凍結→移植後陰性→採卵6個(30個卵胞ほぼ空砲)→胚盤胞4個凍結・初期胚1個凍結→うつ病発覚→【現在療養中】

初めての採卵

お久しぶりです。最近バタバタとしていてなかなか更新できませんでした。

早く今の話を書きたいのですが、まだまだ先は長い(笑)

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採卵結果,空砲,卵子少ない

はじめて私が採卵を行ったのは、2021年の4月6日になります。

朝、旦那さんの精子を出してもらい、タオルに来るんで8時45分に受診でした。

 

ベッドが4つ並んでいて、カーテンで仕切られています。

治療できるようの服に着替えて、ヘアキャップを被りトイレを済ませ、ベッドで待機。

一番初めに声をかけられたのは私でした。

 

看護師さんから手術室に入ったら、名前と生年月日を言ってくださいと指示がありました。手術台に乗って、服を腰までまくり上げて、器具のようなものを膣にいれられて、ごにょごにょされましたがここは痛くはありません。

 

まずは、麻酔を打たれました。医師が「少し痛いよ~」といって、ちくんとした痛みがありました。でも注射の感じと一緒で少し痛い程度でした。それから、右の採卵から始まりました。1、2、3と卵胞がとれたら医師が数を数えていました。

 

そして、問題のチョコレート嚢胞が合った方の卵巣からもたくさん卵胞が取れました。採卵の痛みの感想ですが、正直思ったより余裕でした!麻酔をしてくれるところはきっとそんなに痛くないということなんじゃないかな!笑

 

でも、採卵中も手術室も初めてで怖いという気持ちはありました。少しの痛みがあったので深呼吸をするようにしていたのですが、看護師さんが手を握ってくれて、細かいタイミングで大丈夫?と言ってくれました。涙が出そうだった・・・

 

両方の卵巣から取れた卵胞の数はおよそ38個でした。右20くらい左20弱だった気がします。笑

ここの時点では卵胞の数しか分からず、私も無知だったためたくさん卵子が取れた!と内心大喜びしていました。

 

ベッドに戻ったとき看護師さんに「出血が結構あるので、ナプキンしてくださいね。たくさん卵とれたから、診察まで時間あるのでロキソニンも1錠飲んで横になってゆっくり休んでください。」と天使のようなお優しい言葉をいただきました。

 

私が通っている不妊治療のクリニックでは、採卵や移植前に使うベッドのところに今まで採卵や移植に挑戦した人が自由にコメントなどが書けるノートがあります。

 

みんな採卵がうまくいきますようにとか、絶対絶対妊娠したい!とか採卵痛かった、いい卵がとれたとか、この移植で最後にしたいとか、それぞれの思いが書かれていて、ぐっと背中を押されます。

 

ノートに書いている人同士が励まし合っていて、みなさんに赤ちゃんができますように。みなさんにコウノトリがやってきますように。とほとんどの人が同じ不妊治療をしている人の背中を押していました。書いている今も泣いてしまうほど私の心に響きました。私も自分がうまくいってなくても、そういうことを言ってあげられる人間でありたいと思います。

 

話が反れてしまいました。笑

 

採卵後ベッドで休んでいるうちは、下腹部の痛みがありました。そのうち、痛み止めが効いてきて大丈夫だったので、待合室に移動しました。

 

いよいよ診察です。診察室に入ると、先生が重い表情をしていました。先生は「まる子さんね。今日卵2個しかとれなかったの」と言いました。このとき、私の頭は真っ白になりました。40個近く取れたのに?なんで?2個???え??って感じでした。

 

「卵胞数に対して、2個しか卵子が入ってなかった。空砲ばっかりだったよ。多分これがまる子さんの不妊の原因。普通の人なら1ヶ月1個卵子が放出されるでしょ?分かりやすく言うと、まる子さんの場合、38個中2個だったから3年に1回の確率ってこと」

 

このときも頭が真っ白でした。私の不妊の原因は、卵巣チョコレート嚢胞による卵管閉塞でもなく、ピックアップ障害でもなく、卵子の数が少ない(空砲が多い)という結果だったのです。

 

うちのクリニックの先生は多くを語ってくれない先生で、私もぜんぜん聞けない性格なので、卵子が元々少ないのか、質が悪くて卵子がうまく採取できないのかはこのとき分かりませんでした。

 

その後、先生に体外受精の説明をされ、2個の卵をふりかけ・顕微授精どっちにする?と聞かれて、旦那さんとは半分ずつと話していたため、2個という少ない数の想定をしていなかったので戸惑いました。旦那さんも仕事なのですぐには確認できないため、予定通り半分ずつにしてもらい、ふりかけ1個、顕微授精1個にしてもらいました。

 

そしてうまくいけば予定通り新鮮胚移植ではなく、凍結胚にしてもらう流れになりました。もう何も頭に入ってこなかったです。28歳で2個しか取れないという現実。ネガティブモードに入り、このときから多分ですが、鬱になりました。(メンタルクリニックに通い出したのはもう少し後です。

 

採卵、体外受精、お薬代などかかった金額は、総額337,459円でした。凍結確認は10日後以降になります。

 

たくさん卵胞が取れたけど空砲ばかりという方、年齢などが原因でほとんど空砲だという方、卵子が全然取れないという方、気持ちすごく分かります。なぜ、空砲ばかりなのか、なにが原因なのか、なんでこんな体に生まれてしまったんだろう、旦那さん私と結婚なんかさせてごめん。そんな思いなんじゃないでしょうか。

 

結果的ですが、私最高で6個採卵できました!胚盤胞まで育ち、グレードがいいものを4つ凍結できました。だから、希望をもってください。不安でどうしようもなくて、たくさん調べてしまう、頭から離れない、死んでしまいたい、そんな方がほとんどだと思います。

 

不妊治療って本当に過酷でメンタルずたずたになります。普通に妊娠できる人が恨めしくなることだってあります。ただ、今が最低なんだよ!こっからは這い上がるのみ!と思って頑張りましょう!私も自分で自分を鼓舞しています。負けそうになったらいつでもコメント待ってます。

 

みなさんが幸せに、コウノトリがやってきますように。